ライフライン(兵庫県神戸市)の笠松寛社長は、2012年8月7日に開催された「盛和塾神戸」の会合で、経営体験発表を行った。「盛和塾」は、若手経営者が京セラの稲盛和夫名誉会長から人生哲学、経営哲学を学ぶための自主勉強会から始まり、現在全国に7000名以上の塾生を持つ。笠松社長の発表要旨は次の通り。

▲京セラ稲森名誉会長と名刺の交換する笠松社長
「私は現在55歳。もともとはアパレル店を経営していたが、やがてバブルで店が立ち退きとなり、その時の資金で念願の場所で店舗と事務所を借りた」
「阪神淡路大震災が起こり、借金のみを残し何もかも失った。ご縁がありセキスイの販売会社で3年間働き勉強させてもらった。41歳でセキスイの認定工事店となり、突然リフォーム会社の社長となったが、教育の仕組みもなく、考えつくことは"歩合給でやらせよう"程度。しかし、金銭的なインセンティブを増やしても社員たちはあまりやる気を見せなかった」
「"本当に変わるべきは自分"とようやく気づき、稲盛塾長の本に出会う。"人間は何のために生きるのか"という根本的な問いに真正面から向かい合い、生きる指針としての"哲学"を確立することが必要だと書かれてあった。"これしかない"と体が震えた」
「当社では、"2010年5億円達成、2015年10億円を達成し垂水で一番に、2025年までに100億円企業になり、神戸で一番のリフォーム会社になろうや"と話し、社員とともに闘っている」

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)17面