ガラス卸で年商約130億円のマテックス(東京都豊島区)は、取引先のガラス店のリフォーム受注支援を強化している。
同社は2006年に窓リフォームを推進するチームを発足、約2000店ある取引先ガラス店・サッシ店を対象にセミナーを開始した。これまでで延べ177回開催し、959人の取引先企業が受講した。セミナー内容は集客手法が中心。チラシの作り方から、WEBの作り方、イベント開催のノウハウなど多岐にわたる。
ただチラシの作り方を教えるだけでなく、実際に同社のスタッフが取引先ガラス店と一緒に周辺エリアを歩いて調査して、どの地域のどの住宅にチラシをポスティングするのかといったエリアマーケティングもサポートするという。現在、定期的に同社の勉強会に参加し、リフォームの元請け受注に積極的に取り組んでいる企業は100社を超え、今後さらに増加させていく。
また昨年6月にエンドユーザー向けの窓情報サイト「madoka(まどか)」を開設。窓の性能や機能を分かりやすく解説するコンテンツやお悩み相談を受け付けるコーナーなどが人気となっている。
「『卸の我々だからできること』を考えた時、泥臭いですが、細かく集客のサポートをしていくことだと考えています。これはメーカーではできないことだと思っています」(松本浩志社長)

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