《新型コロナ》室内の除菌サービス続々登場

　住宅の除菌サービスが続々登場している。ハウスクリーニング事業などを展開するコアーズ（埼玉県川口市）は感染症予防のための除菌清掃サービスを開始。2月に開始以来、注文が急増し既に200現場で実施済み。金田貴宏社長は「本業のハウスクリーニングやカークリーニングの売り上げは落ちていますが、それを補って余りあるほどの引き合いがあります」と話す。

コアーズの除菌サービスへの問い合わせが急増

　サービスの対象となるのは、一般家庭の住宅からオフィス、工場、商業施設までさまざま。料金は一般住宅で3万2500円からで、大型施設の場合は平米あたり780～1170円。住宅の場合は、各部屋や空調開口部などに、厚生労働省推奨の塩素系薬剤およびアルコール剤を噴霧。そして、カナダ保健省推奨の除菌洗浄剤や次亜塩素酸水などを使って、ドアノブから水栓レバー、スイッチパネル、キーボードまで、人が触れるあらゆる場所の拭き上げを行う。さらに、日常生活で行うべき防疫対策の指導も実施。手軽に使えるオリジナルの除菌スプレー「KIREI MIST（キレイミスト）」の販売も行っている。

　コロナ拡大の裏で、求められるリフォームサービスはさまざまある。この新たな需要にいかに対応していくかがカギだ。