創業102年を迎える住宅資材販売の富建(長崎県大村市杭出津町)は、2012年8月25、26日に「秋の総合展示会」を開催し、猛暑だったにもかかわらず昨年より多い658組、約1500名が来場した。内訳は取り引き先の工務店とその得意客が267組、一般客が391組となった。

展示会では取引のある工務店や一般客も訪れた
同社の仕入れ企画部・本間慎治氏によると、今回の展示会では新築やリフォームをこれから考える子育て世代にスポットを当てたイベントを多く用意したという。中でも、長期優良住宅、ゼロエネルギー化の補助金セミナーは今回初めて開催し好評だった。
商品の即売会では、キッチン、バス、洗面、エコキュートの4点セットを100万円パックとして4メーカー分・それぞれ先着5名限定で用意したほか、展示処分品も40~60%引きで販売。また新商品コーナーでは、断熱材充填済みの壁パネル「HCパネル」(徳島県・大利木材)を九州で初めて紹介し、注目を集めた。
一方、同社の新しい取り組みとしては、今年1月に同社が事務局となり「西九州優良木造住宅を造る会」を発足。原木の供給から製材、設計、建材の流通と各事業者が有機的に結びつき、地域型長期優良住宅の普及と推進を目指すもので、現在工務店81社とメーカーなど賛助会員110社で構成されている。国土交通省が今年度からスタートした「地域型住宅ブランド化事業」にも採択された。

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