巣ごもりで視聴者急増
イベント中止が相次ぎ、集客に苦しむリフォーム会社がいるなかで、テレビCMが今、再注目を浴びている。テレビ離れが叫ばれ、コストも高いことから敬遠されてきたが、テレビCMで認知度を上げ、4月の月商が過去4年で2位を記録した企業も出ている。5月から新たに始める企業も出てくるなど、ひそかにブームになってきた。
リフォーム売上伸ばす会社も
「ケンケーン、白い、汚れなーし」。この特徴的なフレーズを生かした15秒CMを流すリフォーム会社が、富山県を地盤に外壁リフォームを行っているケンケン(中新川郡)だ。出演するのは、富山県出身の女性アナウンサーや芸人で、不定期に内容を変えるなど種類も豊富。テレビCMを続けた結果、4月の売り上げがここ4年で2位となる5400万円を記録した。
ケンケンのCM
「チラシ以外のメディアを使って、これまで集客、広告活動をしてきました。地元のテレビ局を中心に1日15本弱は流れている。1カ月半で500本は打っています」(泉達也代表取締役)
2016年に設立した同社。1期目の後半からテレビCMを流し始め、イベントはこれまで1度も行ってこなかった。だが前期、それまで3億円前後を推移していた売上高がいきなり、4億5000万円を記録。

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