マンションデベロッパー東京建物グループで、不動産売買仲介などを手掛ける東京建物不動産販売(東京都新宿区)は、分譲したマンション「Brillia(ブリリア)」シリーズを中古住宅として再流通させる際に、一定の建物検査をし、保証を行った上で仲介する「認定中古マンション制度」の運用に力を入れている。同制度は今年の2月にスタートし、現在まで約20物件の認定をした。

認定のロゴマーク
認定制度の利用条件は主に4つ。
- (1) 築10年以内、一都三県の「Brillia」。
- (2) 東京建物アメニティサポートが管理、
- (3) 専任媒介契約を締結する、
- (4) 外部専門検査機関などから保証が受けられる物件であること。
検査は住宅検査保証協会が行い、基本性能、遮音・温熱性能、設備、防犯など41項目をチェックする。一定の条件を満たせば、雨漏り・給排水管の故障について瑕疵保証が受けられる。これは引き渡し後6カ月間、外部専門機関が保証。住宅の設備機器の故障は6カ月間、同社が保証を行う。設備はエアコン、給湯器、キッチン、浴室、トイレなど全10項目。設備保証金額は上限50万円。
一般的な中古仲介取引の場合、雨漏り・給排水管などの保証は売り主が3カ月、設備は7日間の責任を負うことが多いため、認定中古マンションの方がより安心感のある不動産購入ができる仕組み。検査等の費用は無料。
流通企画部の南幸治課長代理は「診断と保証によって買い手にも売り手にも安心感があります。東京建物の新築マンションのコンセプトである『洗練と安心』を二次流通においても実現したい」と話す。

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