ブランディングは他社との差別化を図り、自社のファンを増やしていくために重要な経営戦略だ。企業のブランドを高めるには何が必要なのかリポートする。
ホームページなどのデザインを統一させた
メッセージ体現したデザインを
工務店向けにコンサルティングを行うSHO-SAN(東京都国分寺市)の高谷一起社長は、会社が発信するメッセージと、会社のイメージが合致することが重要と語る。
例えば、顧客に何を提供したいのか、自社がどんな会社で顧客に対してどうありたいのかというメッセージをきちんと決める。そのメッセージを体現したホームページや販促物、打合せスペースなどのデザインにするべきと強調する。
歩留まり倍、広告費半減に
ブランディングに成功するとどのような効果があるのか。
同社のコンサルティングを受けたリガード(東京都国分寺市)は、約2年間でホームページからの問合せ件数が6倍に増加した。さらに営業の歩留まりは倍となり、広告費は半減という大きな成功を収めた。同社で取り組んだのは、ホームページやパンフレット、営業資料、看板のデザインなどにメッセージや思いを反映したこと。元々会社のメッセージはあったが、販促物などにうまく浸透できていなかったと高谷社長は語る。「ブランディングだけで成功したわけではありませんが、一つの重要な要因だったと思います」。さらに、採用にも好影響を与えた。面接を受けた人のほとんどが入社を希望するようになったという。
コンセプトブックなどの冊子を用意

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1660号(2025/08/11発行)2面
-
1660号(2025/08/11発行)1面
-
1659号(2025/08/04発行)9面
-
1659号(2025/08/04発行)11面
-
1659号(2025/08/04発行)3面