サン・リフォーム(山口県下松市)は11月27日より家事代行サービス「まごころマザーズ」を開始する。当初は採用した10名のパートでスタートし、初年度は5000万円の売り上げを目指す。
家事代行サービスを開始した理由を中村壽秀社長は次のように話す。
「高齢者が多くなり、家事などの日常生活に困っている方が増えていますし、また雇用創出にもつながります。この事業で儲けようとは思っておらず、地方のリフォーム会社としては、こうした地域貢献活動が重要だと考えています」

初年度5000万円売り上げ目指す
日常の掃除から買い物、庭の草刈り、病院の付き添い、ペットの世話といった幅広いサービスメニューを用意しており、契約時間内であれば、複数のサービスを組み合わせることも可能だ。
プランは
- 初回限定の「お試しプラン」 2時間:2980円(交通費別途)
- 定期的に訪問する「定期プラン」 2時間:4000円(交通費別途)
- 1回単発の「スポットプラン」 2時間:5200円(交通費別途)
の3種類を用意した。
「リフォーム事業ともリンクさせていきます」と中村社長。家事代行は生活者の内部に入り込め、また日常的に依頼が入るサービスのため、将来的にはリフォーム受注へとつなげていく考えだ。
サン・リフォームではサッカー大会やバレーボール大会の主催のほか、健康をキーワードにした無料のセミナー開催など、地域貢献活動を広げている。先日行ったセミナーはスーパーを経営する丸久グループと共同で企画したもので、1回目は600名が集まる成功を収めた。今後は1年間に1回のペースで定期開催を計画している。
こうした地域に根付く活動が功を奏してか、同社の受注率は8割に高まり、今期は前年度比107%となる7億円の売り上げを計画している。

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