新年第1弾の特集は「リフォームビジネストレンド2021」と題し、リフォームビジネスを成功させる上で欠かせない6つの業務の最新動向をリポートする。6つとは集客、店舗、アフター、施工管理、工事、営業だ。コロナで始まった新常態(ニューノーマル)な日常。新たな時代を生き残るための経営が求められる。
YouTube集客、リモート営業・管理...
デジタル推進で業務をアップデート
今までのリフォーム戦略が少しずつ通用しなくなってきた。どんな工事でも引き受ける「総合リフォーム店」を構え、チラシを撒けば売り上げが伸びるという王道の戦略│。参入が相次ぐリフォーム業界では、このような公式では競争に勝てない。コロナが追い打ちとなり、生き残るにはニューノーマル(新常態)な経営が求められる。
そこで、2021年第一弾の特集では集客、営業、アフターなどリフォームビジネスに欠かせない6つのテーマの最新事例を紹介する。
「集客」では、急増するリフォーム事業者のYouTube活用の実態を紹介する。5G時代は動画メディアによる情報収集が身近になり、ユーザーも業者を動画サイトで探すというケースが増えてくる。
「店舗」は最近流行する「専門店」をピックアップした。水回り専門店はしばらく前から増えてきていたが、外壁塗装専門店、屋根改修専門店なども出てきた。 「アフター」では景気後退局面でカギとなる「OB囲い込み」に焦点を当てた。工務店の点検を代行する会社も登場する。ストックビジネスが主流の今を象徴するサービスだ。
「施工管理」ではデジタルツールを使い、管理業務を効率化する動きをリポート。DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれる中で、リフォーム業の変革が始まった。
「工事」は多能工職人を育成したり、オンラインで職人捜しをしたりできるサービスを紹介。施工力の進化は欠かせない。
「営業」はオンラインセールスや、電子サインを使う事業者を取り上げた。営業は対面という常識、これも「リモートワーク時代」では見直しが必要だ。
ニューノーマルな生活が定着しつつあるように、時代に即した戦略の再構築が重要だ。(次項から特集本編)
テーマ:集客
2021年の集客は「動画」がキーワードだ。昨年はコロナでリアルなイベント集客ができなくなったリフォーム会社が、相次いでウェブでの販促を強化した年だった。特にYouTubeチャンネルを開設し、動画を使った宣伝を始める事業者が急増。2021年はさらに多くのリフォーム会社が自分の会社の「番組」を持つ年になりそうだ。
i creation
5カ月で100本投稿 住設の比較、動画で分かりやすく
「TOTOのトイレ、GG-800とZJ1はどう違うでしょうか」。YouTubeに投稿した動画でこんな風に呼びかけているのが屋号「イマガワリフォーム」で改修事業を行うi creation(岡山県笠岡市)だ。同社は昨年7月にYouTubeチャンネルを開始。怒濤の勢いで動画を制作し、わずか5カ月ほどで動画数は100本に。
先に挙げたような住宅設備の比較動画がメインコンテンツ。例えば、LIXILのキッチン、リシェルSIとアレスタの違い、など機能面や長所を女性スタッフが紹介していく。
まだ開始したばかりではあるものの、6000回の再生を超える動画も出てきた。クリナップのキッチンラクエラを4日間で取り替えるという現場を動画で紹介したものだ。
同社のYoutubeチャンネル、商品比較の動画が中心だ
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