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インフィル、安全に飲める温水を実現

インフィル、安全に飲める温水を実現

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瞬間湯沸かし機能付き水栓開発

リフォーム産業新聞イメージ画像12

住宅機器の設計販売を行うインフィル(東京都千代田区)は、水栓メーカーのカクダイと共同開発で介護施設用の瞬間式電気温水器付きの「ETHICAL水栓」を開発した。今後リフォーム会社との代理店契約を結び、施設の水栓改修取り付け作業を広げていく方針だ。

特徴は、温水であっても飲料水として利用することが可能な点。通常の電気温水器は水をタンクに貯め加熱を行うため、温水は雑用水での使用が推奨されている。しかし、認知症の人は誤って飲んでしまうケースがあるため、飲用できる温水を吐水できる水栓を開発した。

瞬間加熱方式で水が温水器を通る時に加熱をする。水をタンクに貯めることがないため、飲水可能を実現できた。水の最大加熱温度は15度程度になっており、高温にすることを省いた分、コストを抑制。価格は電気温水器と水栓を合わせて11万円とした。水温の上限を低くしたことで、電気代も通常の温水器より年間6000円程度抑える。

「従来の電気温水器は10〜15年で耐用年数を超えるため、施設の水栓をリフォーム会社さんと協力してこの水栓へ改修できればと思います」(建設ソリューション営業部・田中英彦課長)

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