営業コンサルタントとして約70冊の本を出版し、関東学園大学で経済学部講師を務める菊原智明氏に、リフォーム顧客層である中高年世代に響く「営業レター」術を聞いた。「現在は各社メールでのアプローチが多く飽和状態。今こそアナログな手紙が顧客に響く」と菊原氏は話す。
営業コンサルタント
菊原智明 氏
お役立ち情報を発信
「役立つ情報をレターで伝えることで信用を獲得できる」と菊原氏は話す。例えば、「エアコンの室外機が邪魔で車が止めづらい場合の解決方法」といった情報を手紙に書いて送る。
どんな情報を提供すれば良いか悩んだら、過去に工事をしたお客さんに連絡をして、「リフォームでこうすればよかったと思う点」を聞いてネタを集める。その悩みや解決方法を手紙にする。
◎お役立ち情報の例
【エアコンの室外機が邪魔で車が止めにくい】を未然に防ぐには?
エアコンの室外機の問題は意外に盲点です。
エアコンの位置を決める時は間取り図を見て、部屋の中の家具配置や風の流れなどを考えて配置します。
外部のことや駐車スペースのことまではなかなか注意が行かないのです。
建物の外部には給湯器、電気温水器、ガス、物置など、エアコンの室外機の他にもいろいろと配置するものもあります。
建物の内側と同時に外に置くものも検討することをお勧めします。
【解決策】
「エアコンの室外機」への問題の解決策は3つあります
・建物内の配置を決める時は建物図面ではなく、土地に配置された配置図を使う
・室外機からは音と風が出ます。お隣さんへの注意も大切
・車のドアを開けた時にぶつからないかチェックする
次回は「トイレの流す音がうるさい!」についての情報をお送りします
自己紹介を充実させる
手紙には自己紹介文が必須だ。親近感を持ってもらうため。「長文より1行。読んでもらいやすくなります」

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