見学ツアー組み、一般ユーザーの来場増える
すてきナイスグループ(ナイス本社・横浜市鶴見区)は2013年2月10、11日の2日間、東京ビックサイトで「住まいの耐震博覧会」を開催し、過去最高の5万4521名(昨年約3万5000名)が来場した。住宅建材、設備機器の大手メーカー約120社が集結し、「住宅の耐震化」と「未来の家づくり」を2大テーマに掲げ、7つのテーマゾーンに分かれてさまざまな提案や実演を行った。

昨年より約2万名多く来場
同社広報室の渡利勝也氏は「今年は消費税増税も控え、新政権も発足したことから、今が家の建てどきだと真剣に考えるお客様が多く見受けられました。大小かかわらず、セミナーに足を運ばれたお客様も例年より目立ちました」と振り返った。
同社の来場者分析では、一般ユーザーが年々増えている。これは取引先の工務店やリフォーム会社が自社イベントの一環で、この博覧会を見学ツアーとして組むケースが増えているからだという。
リフォーム関連では、従来のリフォームゾーンに加え、シニアライフ対応ゾーンを新設した。手足に重りをつけたり、特殊なメガネをつけシニアライフを疑似体験してもらい、階段昇降機や車椅子対応のキッチンを具体的に提案するなどし、人気の高いゾーンとなった。

新設のシニアライフ対応ゾーン
また「住まいの耐震化」に並んでもう1つのテーマとなった「未来の家づくり」では、省・創・蓄エネルギーの最新技術を各ゾーンで披露した。とくに住まいづくり相談ゾーンでは、同社が昨年秋に栃木県で国内3例目として認定を受けたLCCM(ライフ・サイクル・カーボンマイナス)住宅のモデルハウスも設置して注目を集めた。同社では「低炭素住宅の最終形と言えるLCCM住宅には多くの知識や技術が必要です。それを当社が一歩先に勉強し、皆さんにお伝えするのが使命であり、このイベントの目的だと考えています」(渡利氏)。

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