顧客提案を密にし、単価アップへ
ちば住宅コープ(千葉県船橋市)は人員増による受注単価アップを遂行中だ。2013年1月から月に1名づつスタッフを増やしており、4月までに4名を採用する予定。従来の倍の8名体制とし、顧客への提案を強化する。
「受注率は5割弱と変わらない数字で推移しているのですが、問い合わせ数が今年度に入り減ってきました。大手の参入企業が増えてきた影響などが出ているのでは、と考えています」(山田育典理事長)
問い合わせの減少に伴い、前期2億8000万円だった売上高は今期2億4000万円と減収の見込みであり、今年に入ってから事務局の体制の改善に取り組んだ。
「従来は約1万人いる組合員からの問い合わせが入った際、要望に応じて加盟事業者を紹介するだけでしたが、今後は私どもの営業経験者が付き添う形にしていきます」(山田理事長)
今までは4名という最小のスタッフ数で事務局の運営を行ってきた。そうすることで、顧客に対しなるべくコストをかけずにリフォームの提供ができるからだ。
しかし、紹介企業は施工に特化したところが多く、依頼内容以上の提案を行えていない。また、ちば住宅コープに依頼するメリット・魅力をより伝えることに取り組んでいく。

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