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空室賃貸100プランで再生渡辺住研

空室賃貸100プランで再生 渡辺住研

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リフォーム商品「リノッタ」開始

 賃貸仲介・管理事業を手掛ける渡辺住研(埼玉県富士見野市)は、賃貸オーナー向けに空室率の改善を図るサービス「リノッタ」に注力している。

ヴァーティカルライフの部屋

ヴァーティカルライフの部屋

 

 リノッタは、100種類のリフォームプランから選べる点が特徴。例えば、家の中を土足で歩け、自転車などのアウトドアアイテムを部屋の中に置ける「アウトドアライフ」プランや、部屋間の壁を撤去しモスグリーンのブラインドカーテンで間仕切った「ヴァーティカルライフ」プランなどがある。
部屋の一つ一つにコンセプトが設けられており、エンドユーザー向けの物件紹介専用ウェブサイトには、部屋の内装を解説する1分程度の動画もある。また、現在施工中の物件については、完成後の3Dパースも掲載されている。

 同社では昨年の6月に「リノッタ」を開始し、これまで15件を手掛けた。1件の改修費用は約70万~100万円と、一般的な賃貸の原状回復よりも2、3倍高いが、オーナーからは好評で、注文数が伸びてきている。
実際に家賃を下げても1年間ほど空室だった築20年の賃貸物件は、白と黒の内装建材でコーディネートした「アジトライフ」プランで再生し、5000円ほど家賃を上げて貸し出したところ、2週間で入居者が決まったという実績もある。

 「施工が終わる前に決まってしまう人気物件もあります。部屋のデザインだけでなく、3Dパースや動画を公開するなどプロモーションにもこだわって入居者にPRしていますので、オーナー様に好評を得ています。初年度受注目標は30物件。2000万円の売上高を目標としています」(賃貸事業本部・管理部、阿部知浩課長代理)

 「リノッタ」は石川県金沢市の不動産会社、タカラ不動産が昨年6月にスタートしたサービスで、渡辺住研は加盟店となる。

 

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