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ショウタイム24、無人内見システム導入進む物件見学者が有人の2.4倍に

ショウタイム24、無人内見システム導入進む 物件見学者が有人の2.4倍に

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ショウタイム24(東京都港区)が提供するモデルハウスやショールームなどの「無人内見システム」の導入が好調だ。現在、導入社数は50社を超え、稼働物件数は約180となった。スマートロックを使い、見学希望者は登録サイトで必要事項と身分証を登録する簡単な手続きだけで、24時間365日内見が可能になる。

ショウタイム24 スマホで簡単に内見可能見学希望者は登録サイトで登録するだけで、24時間365日内見できる

同社によると、無人内見システムを採用する物件に設置するスマートキーは、ディンプルキーと機器の一体型タイプのほか、LIXILのリモコンキーやYKK APの電子錠などといった製品にも対応。見学希望者はスマートフォンから同社の管理画面で必要事項を登録し、希望物件ごとに発行されるURLとQRコードから予約日時を選択、内見時に現地でスマートフォンと紐づいたロックを解錠する。各物件でのポイントや構造説明などは、現地にPOPなどで掲示したQRコードをスマートフォンで読み込めば動画や写真、音声ガイドで提供が可能だ。

ある住宅販売会社では、有人で現地にスタッフを置いていたが3カ月間で5名の内見しかなく売れ残っていた物件が、無人内見を導入すると同期間で2.4倍の内見があり、そのうち1名が購入に至った。


初期導入費用は30万円、月額のランニング費用は1棟1万円。各メーカーのスマートロックは買取で1台4980円~。同じく買取になるWEBカメラとセットのプランで約5万円からとなっている。スマートロック以外の機器はコンセントに差し込むだけなので、簡単に移設もできる。

同社の市川達也社長は「無人化を進めることで、売主や貸主は固定費のカットや巡回頻度を減らせ、ユーザーは気兼ねなく内見できることがデータでも明らか。今後は、内見だけでなく商談から契約までをインサイドセールスできるシステムの構築を急ぎたい。関連する各企業と連携して、多様な働き方などの選択肢も広げていけたら」と話す。

ショウタイム24 市川達也 代表市川達也 代表

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