パーパスエコテック(東京都豊島区)は、後払い決済の導入で請求書作成や封入などの煩雑な作業がなくなり、月80時間の業務削減を実現した。
後払い決済の「NP後払いair」導入で効率アップ
同社はガス給湯器のパーパスのグループ会社で、住宅設備機器の施工・販売をメインに、パーパス製品のアフターサービスの保守点検や、水回りやリフォームなどの提案、修理代行業務などを行っている。
後払い決済導入以前は、1人の経理担当者が請求書の作成・送付・入金確認等を担い、現場の作業員が顧客宅への訪問集金を行っていた。顧客の約9割が請求書での支払いを選択。加えてコンビニ収納代行サービスも利用しているため、自社の請求書とは別にコンビニ収納代行用の請求書を作り分ける必要もあった。また、支払いの遅延については、現場の作業員が電話やメールで連絡。時には顧客宅に訪問しなければならないケースもあった。
そこで、請求業務の負荷や工数をなくすことで、作業員が本業に集中できる環境をつくることを目的にネットプロテクションズの後払い決済「NP後払いair」を導入した。
導入によって与信や請求書発行、集金業務、入金管理、督促といったこれまで自社で行っていた作業のアウトソースが実現。これまでは顧客ごとに入金時期にばらつきがあったが、月末までに請求書を発行した取引分が全て翌月末のタイミングで振り込まれるため、入金処理も一度にできるようになり、作業ボリュームが大きく削減した。入金確認のコミュニケーションは、ネットプロテクションズと顧客間で行われるので、未払いについて懸念も少なくなった。
請求対象の取引が決まった時期に確実に入金されるという安心感を得られたことも、大きなポイントの1つだ。
「導入前は経理担当者が1人で月あたり約180件の請求書をコンビニ収納代行システムで発行・封入していました。『NP後払いair』導入後は、週30時間かけていた経理業務を週10時間で対応できるようになり、業務効率が圧倒的に上がりました。月あたりだと80時間もの業務削減に成功しました」(業務部管理グループ業務管理チーム・大倉絵梨氏)
現場作業員が現金管理をする必要がなくなったことで、管理体制の見直しも実現。本業である修理業務により多くの時間を費やせ、顧客と向き合う時間を確保できるようになった。
業務部管理グループ 業務管理チーム
大倉絵梨 氏
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