人材採用・教育など推進
職人と工事会社をつなげるマッチングサービス「助太刀」を運営する助太刀(東京都渋谷区)はこのほど、MPower Partners Fund L.P.、日本インパクト投資2号投資事業有限責任組合「はたらくFUND」を中心に総額18億5000万円の資金調達を実施した。今回の調達により人材採用や教育、マーケティングの強化などを進めていく方針だ。
助太刀は直近1年間で、売上高は約3.4倍、従業員数は約3倍へと拡大。「助太刀」サービス利用者数は17万人を超えた。「建設現場を魅力ある職場に」というミッションのもと、職人の経済的基盤の脆弱さや人手不足による工事会社の不安定な経営の解消を進める。
MPower Partners Fund L.P.パートナーの深澤優壽氏は今回の出資理由を次のように話す。「デジタルを活用し、建築現場での働き方や職場環境をアップデートしていく助太刀のミッションやプロダクトに共感しました。ESGの観点でもインパクトを出せるよう支援させていただきます」
加えて「はたらくFUND」ジェネラルパートナーの高塚清佳氏は「業界内の構造的課題に対し、ステークホルダーと共に挑むことで、社会にインパクトをもたらし、独自のビジネスモデルで経済性との両立に取り組んでおります」と述べた。
資金調達と同時に、 MPower Partners創業パートナーの関氏が社外取締役に就任。関美和氏は「ESGの実装と事業拡大の支援を通してより大きな企業価値を創造すると同時に、社会的インパクトを与えられるよう努力する所存です」と語った。
MPower Partners創業パートナーの関美和氏が社外取締役に就任
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