ホームセンター大手のコメリ(新潟県新潟市)は、全国1215店舗あるコメリ全店舗でリフォーム受注を開始した。従来は蛇口交換、便器交換などの設備交換については受注できる状況だったが、現地調査やプラン、見積もりを出すようなリフォームの受注については700店舗ほどに限られていた。
例えば、地方の小さな店舗でリフォーム受注を行った場合は、大型店舗である「コメリパワー」や「コメリハード&グリーン」などに常駐するリフォームの営業社員が出向して消費者の相談に乗るような形を取っていたが、これを改善。エリアごとに社員を配備し、現調を伴うキッチンやバス、外壁塗装などのリフォームを全店舗で受注できる体制を整えた。
改修窓口、全国1215店舗
キッチン、バスの受注受け皿に
同社の2022年3月期のリフォーム売上高は139億7000万円。今期はこれを上回る見込みだ。売上高のうち半分が水回りで、自社のオリジナルキッチンの施工などを手掛ける。残り半分は外構・エクステリアや物置、収納庫、シロアリ・害虫駆除など。「コメリリフォーム」、「住急番(じゅうきゅうばん)」という2つのサービスで請け負っている。さらに内装改修、増改築、太陽光発電システム工事など大規模リフォームはコメリクリエイトという傘下企業が請け負っている。

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