買取再販事業で年間23億円売り上げる幸せホーム(新潟県新潟市)は、年間142戸の販売に成功している。一般的な戸建てに加え、非住宅や古民家など「特殊物件」の仕入れにも注力している。
年間売上23億円、142戸販売
物件の特徴を生かしコンセプトを設定
築42年の車庫を平屋戸建てに改修し販売している
同社が仕入れる物件は、約3割が特殊物件だ。特殊物件は、居酒屋や映画館、倉庫や美容院などの非住宅、築100年以上の古民家など多岐にわたる。
物件情報は、営業マンが地元の不動産会社を回って収集していく。その後幸村正毅社長自ら現地に足を運び確認する。見るポイントは物件の設備や内装だけではなく、歴史や味など独自の特徴があるか、周辺環境等も含む。これらの情報から「コンセプトを設定し販売できるか」を考慮し、仕入れるかを決める。
車庫の広さを生かし、LDKを30帖もうけ天井の梁を剥き出しにした
コンセプトは、仕入れ時の物件の特性を生かして検討する。以前には「美容院に住んでみませんか」や「居酒屋だった物件で、お酒を楽しめる」と設定した。同社では、仕入れる物件のほとんどを戸建てとしリフォームや再販を行う。非住宅も住宅や別荘など居住用を想定する。

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