自然素材リフォームのOKUTA(埼玉県さいたま市)はこのたび、同社が推進するパッシブデザインリノベーションの着工前現場見学会をさいたま市内で開催した。
会場となった現場は、築18年の3階建て木造住宅で、まだ着工前の状態。オーナーは冬は日当たりが悪く、暖房費がかさんでしまうという悩みを抱えていた。この住宅の断熱性能を高め、光熱費削減になるリフォームを予定している。
見学会当日は、参加者らが冷たい床の感触などを体感した。その後、パッシブリフォームを施した別邸へ移動。施主から、どのくらい暖房利用が減ったかといった暮らし心地などリフォーム体験談を話してもらい、見学者にパッシブデザインの理解を深めてもらった。
着工前の現場で断熱材の状態を見学
同社では、1年前より、OKUTAサスティナブル建築研究室を設け、断熱性能はドイツパッシブハウス基準相当の数値であるQ値0.9を目指し、パッシブリフォームを推進してきている。
セルロースファイバーや、省エネ機器を積極的に取り入れ、通風や採光に配慮して設計されたパッシブリフォーム案件をこれまでに6棟ほど手掛けている。
今回開催場所となった着工前の現場では今後、構造見学会や珪藻土体験会なども随時開催していく予定だ。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/07/07更新)
-
1655号(2025/07/07発行)24面
-
1655号(2025/07/07発行)9面
-
WEB限定記事(2025/07/03更新)
-
1654号(2025/06/23発行)25面