北一ホーム(北海道札幌市)の戸建再販事業が好調だ。2年前に参入後、初年度は2棟だった販売数が次年度は6棟に増加。今期は10棟の販売を計画している。
同社の再販事業の特徴は40坪を超える広めの床面積を持つ住宅を現行の建築基準法以上の性能に向上させている点。そのため札幌市の郊外地物件が取り扱いの中心でありながら、再販物件としては高額の平均2400万円という売値となっている。
「耐震適合証明書が取れるまで性能を上げていますので、安い新築住宅よりもグレードは高いはずです」(原口智哉常務)
リフォーム会社ならではの設計力も売りの1つであり、違法建築物件を減築することで、現行法に適合するよう改修したこともある。
販売はチラシ集客による、物件の見学会がメーンで、販売開始から成約に至るまでの期間は平均1カ月。2012年度の売り上げは4億5000万円ほどであったが、この再販事業により、今期は5億円突破を目指す。

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