マンションリフォームに強いリノベる(東京都港区・リフォーム売上高71億3000万円)は、買取再販業を開始した。買取再販とは、中古住宅を自社で買い、リフォームをしてから販売し直すこと。デザイン性の高さに加え、積水化学工業(大阪府大阪市)との協業によりZEH基準の断熱性能を売りにする。
上は完成予想のパース。下が施工前。小分けになっていた部屋を開放的なLDKに変更。キッチンを対面にする。7月に施工開始し、9月完成
リノベるはこのほど、買取再販ブランド「リノベる。U」を立ち上げた。首都圏の中古マンションを買い取り、リフォームしてから販売する。売りにするのは同社の設計力だ。例えば玄関脇に大きな土間スペースを設ける、回遊性のある間取りにする、可動間仕切りや室内窓でリビングと居室をつなげるなどして、差別化を図る。「そこに住む人の暮らしにフィットするような空間づくりを心掛けています」(上席執行役員の三浦隆博氏)
同社はこのほど神奈川県川崎市内の地上5階建てマンション3階で工事前のモデルルームを公開した。築41年、広さは66平米(約20坪)。間取りはもともと3LDKで6帖の和室と8帖のダイニングなど小割りにされていたものを、16.5帖の広々とした2LDKにする。また、3.5帖の小部屋にあったキッチンをLDKに移動させて対面式に。2つある洋室をそれぞれベッドルームに変え、ウォークインクローゼットを設置するなどして、空間にゆとりをもたせる。

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