装着型の作業支援ロボットを開発しているイノフィス(東京都八王子市)は、アシストスーツ「マッスルスーツSoft‐Power」を6月27日に発売した。
腰部負担35%軽減
430gと軽量で身動きが取りやすい設計
同製品は、腰への負担を35%軽減するアシストスーツ。持ち運びや前傾姿勢などが多い現場作業で効果を発揮する。本体重量が430gと軽量で衣服のような着け心地。身体の動きを制限しないため、装着したまま階段の上り下りや車両の運転が可能。加えて、生地が身体に接触する面積が小さいため、暑さを感じにくい作りとなっている。
アシストスーツには、外骨格型とサポーター型があり、同製品はサポーター型で外骨格型に比べ補助力は小さくなるが、動きの自由度が高く、安価で導入しやすいといった利点がある。
同社の髙島繭氏は「当社で開発してきた人工筋肉の技術を応用した製品で、コンパクトな設計ながらサポート力があります。狭い場所での作業や、空調服とあわせても快適に装着できます」と話す。
装着方法としては、同製品を背負い、胸元、ひざ下、肩のベルトを留めるといった流れ。最短10秒程度で簡単に装着ができる。
サイズは1サイズのみで、背中部のベルトを調整することで身長150〜190cmまで対応。電気が不要なため、屋内外さまざまな作業シーンで活用できる。
価格は税別5万4000円。購入希望者には、2週間のデモ機貸し出しと、オンライン説明会を行っている。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/07/03更新)
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)21面