断熱・気密性、耐震性の高い「FPの家」を新築事業で推進している奥山建設(埼玉県ふじみ野市)は、既存住宅のリフォームにおいても躯体の基本性能を高めるリフォームを強化していく。同社では現在、埼玉県比企郡にある築35年の木造住宅のリフォームを行っている。断熱改修については、壁・天井には現場発泡吹付硬質ウレタンフォーム、床には厚み60の「スタイロフォームEX」を採用した。
「吹付の断熱材は板状の断熱材に比べて施工性が良く、コストも抑えられることがメリットです。しかし、水を吸いやすいというデメリットがあります。天井は万が一雨漏りした場合を考えて透湿防水紙を貼りました。物件一つ一つに最適な断熱改修をして、健康的なリフォームを推進していきたい」(小林大介社長)
同社では、新築で高性能住宅を推進していることもあり、リフォームでも性能を高めてほしいという依頼が多い。「寝室とリビングとお風呂という生活動線だけでも温度差がなくなれば、快適に過ごせるという断熱改修のメリットについてよくお客様にお話ししています」(小林社長)。
同社は年間約10棟の新築住宅を手掛ける工務店。リフォーム売上高は年間約5000万円。今後は年間9000万円を目指す。

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