埼玉を地盤とする注文住宅ビルダーの藤島建設(埼玉県川口市)はリフォーム事業を本格化し、今期の売上高は前年比30%増の6億円を目指す。
商品代と工事費、諸経費の合計が見積金額になるパッケージ商品「ズバッと価格」を積極的に推進していく考え。現在は外装、水まわり商品を取り揃えているが、今後は商品ラインアップの拡充と、より料金が分かりやすい告知方法を検討していく。 浦和にある3階建てショールーム「フィットインプラザ」内にも同パッケージ商品の展示を行ったり、セミナーなどを定期開催したりして集客を図っていく。
顧客対象は同社のストック1万5000世帯。築年数ごとに分類し、最適なリフォーム提案をDMで毎月行っていく。
「築年数が浅いお客様には太陽光発電、築10~20年の方には外装や水まわりといったように、『築年齢』ごとに抱える問題に対処できるようなリフォーム相談会を定期的に開催していきます」(並木健リフォーム事業部課長)
また、現在4名のスタフを6名体制に増員する計画で、引き合いに積極的に対応できるようにする。さらに県内4カ所に展開する住宅展示場にいる新築営業担当と連携して、新築とリフォームを
並行検討しているユーザーにも提案を強化する。
同社は設立52年で、直近では年間200棟ほどの注文住宅を手掛けるビルダー。リフォーム事業部発足は4年目。一部建て替えの受注を含めて同事業部では4名で4億5000万円売り上げている。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
1654号(2025/06/23発行)25面