トヨタホーム、築15年前後の顧客との接点強化で183.8億円に【住宅リフォーム売上ランキング2024・増収企業リポート】
1618号(2024/09/23発行)2面
大手ハウスメーカーのトヨタホーム(愛知県名古屋市)は、新築OBからのリフォーム需要を確実に受注することで前年比110%の183億8000万円を達成した。
OBフォロー強化で塗装、防水獲得
年4回の会報誌で需要を喚起
アラタスで築25年以上経つオーナーからのリフォームを受注する
成功した取り組みは、2005年頃から強化してきた新築OB顧客との接点の増加策。例えば現在、築後5、10、15年で訪問、点検する。また11万世帯いるオーナーとの接点強化を図るべく、年4回会報誌を送ったり、オーナー専用サイトを設けた。その結果、リフォーム売上高、件数ともにOBが75%を占めている。「築15年前後のお客様が多いので、塗装、防水リフォームが主な工事内容になります。会報誌には防災や、換気扇フィルター交換の通販、季節ごとの家の手入れと方法などを載せる。それに加えて、オーナーさん専用サイトではバックナンバーを閲覧できたり、商品の注文ができます。いきなりリフォームしませんか、と訪問していっても受注は厳しい。何かあったらトヨタホームに相談してほしいとか、そういう関係を築こうと考えております。仕組み化やマニュアル化がようやくできて、成果につながってきました」(田島康弘ストック事業部部長)

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