SDGs推進と農家の課題解決に寄与
ウェブデザインやブランディングなどを手掛けるサードライフ(兵庫県神戸市)は、同社が運営する農園「サードライフファーム」と参画農家が有機栽培した野菜をオフィスに配達するサービス「やさいのキラメキ」を、「野菜の日」の8月31日にスタートした。
導入企業の健康経営と農家支援を目的にした取り組み。有機栽培は製造段階で化石燃料を大量に消費する化学肥料を使用しないため、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の削減にも寄与する。同社は4年ほど前から農園で有機栽培に取り組んでいるが、技術継承と管理が難しいうえ、一般的な栽培方法と比較して収量が少なく成長が遅いといった課題がある。有機JAS認証を取得するハードルも高く販路開拓が必要なため、収益化に課題を抱える農家も数多く存在する。サービスに賛同した農家と協業することで、その支援と有機栽培の認知度向上につなげたいとしている。
同サービスは、月1回、参画農家と協働した有機野菜を安価に提供。価格は、季節の野菜が5〜8種類が入った「野菜の詰め合わせセット」が送料込みで税込3300円。10種類が入った「プレミアムセット」が同5500円。配達した野菜に合うレシピも随時ウェブで配信していく。
中田和寿代表取締役CEOは「有機農家と共創することで、有機野菜のブランディングを図りながら、人が身体から元気になれるよう消費者意識を変革し、健康を提供していきたい」と話している。
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