「ジェルコリフォームコンテスト2024」で住宅リフォーム・紛争処理支援センター理事長賞を受賞したアイエスジー(千葉県船橋市)の「ビューバスはビューサニタリーへリノベーションだからできる価値観の転換」。住まいの最大の特徴であったバルコニーに面した浴室を思い切ってなくし、新たに眺めの良いサニタリーを設けた事例である。
洗面台が一番の景色を一望できる場に
景色を分断する
浴室を窓から離す
リビングでは座面の高いソファに座って景色を眺められる
バルコニーから見える景色
家の中心にサニタリーを設置。この中に洗面台、シャワー室がある
西向きの窓から東京湾を一望できるマンション。その眺めを堪能できるように窓のある「ビューバス」が設けられているのが最大の特徴だった。当初の依頼は、築20年を超えたユニットバスと洗面台の交換。だが、ヒアリングを進めると、背の低い女性である施主は、浴槽に浸かると腰壁で海が見えない、そもそも浴室に浸かっている時間は短い、一方でおしゃれをする時間が好きだと分かってきた。
そこで、西の窓際中央にあり景色を分断している浴室をなくし、一番景色のいい場所に洗面台を向けたサニタリーを置くことを提案。そして、思い切ってバスタブのないシャワールームを設置し、手入れの手間を減らすことにした。「実は私の自宅がシャワールームのみなのだとお話ししたら採用されたんです」とコーディネーターの松浦ありさ氏は話す。
浴室のあった窓辺は壁が取り払われ、広々としたリビングに。着座位置の高いソファを置き、景色を眺めながらゆっくりとくつろげる空間になった。
この記事の関連キーワード : アイエスジー サニタリー ジェルコリフォームコンテスト 洗面台

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1637号(2025/02/17発行)20面
-
WEB限定記事(2025/02/13更新)
-
1636号(2025/02/10発行)12面
-
1636号(2025/02/10発行)2面
-
1636号(2025/02/10発行)1面