不動産会社RES(東京都目黒区)は、中古住宅の仲介時に行うインスペクションを無償で行うサービスを開始した。
主な検査対象は構造耐力上主要な部分、雨漏り、給排水管など。検査は業務提携している既存住宅保証センターの建築士。
検査結果は買主に報告し、物件購入の判断材料にしてもらう。通常は4万6000円かかるが、RESが負担し、ユーザーは無料で利用できる。
「中古住宅の売買で1番の課題となるのが、引き渡した後のトラブル。大きな瑕疵ではないにしろ、設備が壊れていたり、買主が想定していなかった劣化が見つかることは多いです。この不安をなくすために、購入前のインスペクションを行い、どのような状態なのかをきちんと知った上で買ってもらうようにしてもらうことが中古取引で重要です」(伊藤芳樹社長)
検査後、一定の基準を満たせば瑕疵保険の利用も提案する。利用料は8万4000円。5年間保証で1000万円まで保険金が下りる。
また、仲介時にリノベーションも合わせて提案していく。プラン等の提案については、マンションリノベーション会社「リノベる」と連携して行っていく。
同社は今年の5月から営業開始した。東京都目黒区を地盤に、中古戸建て、マンションの仲介、リフォームを行っている。

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