福井県に本社を置くナチュレホーム(福井県鯖江市)が好調だ。今期(1月決算)は前年度対比166%となる3億5000万円の売り上げを計画しており、現在のところ目標値に向け順調に推移。今期以降も、120%の成長を目指す考えだ。
事業が好調な理由を坂井努社長は「社内環境を見直したことが大きい」と話す。
同社は3年前に売り上げ3億円を突破したが、その後の2年は社員数の減少などで、前年割れが続いた。そこで、事業の見直しを図り、リフォームは大型と外装工事に特化したほか、新築事業を開始した。結果、従来150万円ほどのリフォーム単価が200万円に高まったことに加え、外からの会社の見られ方が変わったと坂井社長は話す。
「社格を上げたい思いで、新築を始めました。特にナチュラルアンティークとデザイン性の高い商品を打ち出したことでお客様からの評価が高まったと感じます」
7月にはモデルハウスが鯖江市に完成。新築だけではなく、リフォームの顧客にも室内空間を見てもらい、提案に活用している。また、同月に福井市に新店を開設し、営業エリアを拡大した。
「年配の方はモデルハウスを持っていることで安心感があるようですね。今期は新築を10棟販売予定です。今後は半年ほどでモデルハウスを販売していき、テイストの異なるものも作っていければと思っています」(同社長)
同社の現在の社員数は5名。来春には新卒社員2名が入社予定だ。

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