良質な中古住宅を「良品R住宅」として認定する取り組みが10月下旬にスタートする。一定の品質を持っているというお墨付きを与えることで安心して中古住宅を買えるようにするのが狙い。
この制度を運営するのは、長野、山梨、新潟の3県の不動産会社などでつくる甲信越中古住宅流通促進協議会(会長・市川三千雄氏)
各県にある中古住宅を、工務店の建築士やインスペクションの資格を持った専門家が検査。国土交通省がこの度発表した中古住宅の検査ガイドラインをもとに、住宅の内外を診断する。その結果、基準を満たした住宅については「良品R住宅」と認定。物件販売の販促資料などにロゴマークを掲載してPRできる。検査結果が基準に満たない場合は、品質を満たすための改修をリフォーム会社、工務店が実施することも可能とする体制を築く。
認定住宅はロゴでPR
協議会では、制度運用にあたり宅建業者、リフォーム会社、設計事務所が連携を図るための組織「良品R住宅倶楽部」を立ち上げる。年内に参加企業を90社までに増やす考え。
「中古住宅を流通させるために重要なのは『安心・安全』に買えること。宅建業者と建築業者が連携をとって普及させていきたい」(事務局、青柳建一氏)

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