洗面商材の販売や店舗、マンションのリノベーションを手掛けるビーキューブ(東京都豊島区)は、下請け100%からの脱却に動き出した。
同社は、2011年にインターコンチネンタル東京ベイの内装、家具工事を手掛けるなど店舗リノベーションに実績がある。これまで他社からの下請けで店舗リノベーションを中心に行ってきたが、今後は消費者に働きかけることで、住宅リノベーションを直接受注していく考えだ。具体的には、12月にホームページをリニューアルし、サイトで集客していく。
元請け開始のきっかけは9月に行った賃貸マンションのリノベーション。築20年で地元の工務店がすでにリフォームしたものだったが、畳張りの古いデザインの内装で長く入居がない状態だった。そこで同社は、フローリングや間取り変更、対面型キッチンの導入など、20~30代のカップル向けの物件に生まれ変わらせた。オーナーの印象も良く、マンションの他の居室も手掛ける話も出てきている。
「今回手掛けて初めて賃貸マンションのリノベにニーズがあることが分かりました。今後は当社が不動産会社やマンション管理会社に直接働きかけてリノベ受注を勝ち取っていければと思います」(寺岡俊社長)今期年商は、前期から約30%増の1億2000万円を目指す。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1661号(2025/08/18発行)1面
-
1661号(2025/08/18発行)4面
-
1661号(2025/08/18発行)20面
-
1661号(2025/08/18発行)15面
-
1660号(2025/08/11発行)25面