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リペアで顧客に差別化提案をレイオンコンサルティング

リペアで顧客に差別化提案を レイオンコンサルティング

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 リペア事業大手のレイオンコンサルティング(東京都中央区)は、リフォーム関連事業を本格化する。従来売り上げで10%ほどのリフォーム関連割合を、中期で3割への引き上げを目指す。

 同社は、新築住宅の引き渡し前のリペア事業を主体に事業を拡大。近年は、完工時の検査事業やマンション内覧会の運営など事業を多角化し、前期売り上げは13億5000万円を計上した。

 これまでは9割が新築関連事業だったが、今後は、リフォーム会社向けの事業を強化していく方針だ。

 「基本方針として、リフォームの本工事に触らない、リペア、検査の部分でBtoBのビジネスを展開していきます。例えば劣化のニーズに対応したリペアサービスです」(橋口昌弘社長)

 同社が行う劣化対応のサービスとは、リペアを利用して既存品を新品同様に見せるというものだ。例えば、室内ドアの交換により、交換したドアとドア枠の色が異なってしまった際、ドア枠をリペアの技術で塗装すると、一体感のある仕上がりが可能になる。これをドア枠まで、交換してしまうとエンドユーザーの費用負担が大きい。

 ほかにも、床にリペアを利用すると交換しなくても新品同様に見せることもできる。これにより、リフォーム会社は、工事を安価に抑える選択肢をユーザーに提案することが可能となる。

 「リフォームマーケットには確実な補修のニーズがあります。できれば来期ぐらいには、対応する専門の部署を作りたいです」(橋口社長)

 同社では、リペアサービスのほか、アフターメンテナンスや現場調査の代行事業も実施し、リフォーム関連メニューを強化している。

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