有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

ナサホーム「みずらぼ」来期、売上倍増へ

ナサホーム「みずらぼ」来期、売上倍増へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

ナサホーム(大阪府大阪市)が展開する水まわり工事専門店「みずらぼ」が好調だ。今期(12月決算)は4店舗を出店、合計7店舗となり、同店舗売り上げは約6億円となった。来期も4店舗の出店を計画しており、今期の倍の12億円を目指す。

 「みずらぼ」の展開を始めたのは2011年の7月。ナサホーム本体が、高額リフォームを狙うのに対し、水回りの少額工事を専門に取り扱う店として大阪府と兵庫県に出店している。1店舗あたりの人員数は営業2、3名とパート女性の事務員を加え3、4名。出店コストは1000万円に抑え、初年度黒字化を目指した。

 「実際に行ってみて、人員を増やせば売り上げが上がることがわかりました。次から出す店舗には店長を置かない形も考えています」(江川貴志社長)

 今後出店スピードの向上、効率化を進めるため、現在各店舗に在籍する店長をエリアマネージャーとし、複数の店舗を監督する形を想定している。店舗あたりの営業マンの在籍人数が少ないため、複数店舗の管理は可能との考えだ。

 「ナサホーム本体での採用の場合、採用基準を厳しくしていましたので10人応募がきても最終的に採るのは0.5人ほどでした。みずらぼでは、10人くると3人を面接し1.5人採用できるようになりました」(江川社長)

 人員を採用した後は、ナサホームよりも多くの数の仕事をこなすので、仕事ができるようになるまでのスピードも速い。今後は、みずらぼからナサホームへの人員の転籍も考えており、優秀な人材を素早く育て上げる窓口とする方針。

 今期売り上げはグループで37億円。来期は、消費増税などで大型工事は厳しいとの判断から、本体の売り上げは据え置きで、40億円突破を狙う。

この記事の関連キーワード : みずらぼ ナサホーム 出店 営業マン 大阪府大阪市 店舗 採用

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる