埼玉県塗装業協同組合に、さいたま支部青年部が発足し、このほど第1回勉強会を開催した。同会は、さいたま市内で塗装業を営む若手経営者が参加する事業勉強会だ。
2カ月に1度、有力塗装業経営者を講師に迎え、事業経営や塗料の種類などを学ぶとともに、情報交換を行う。「参加者が元請けとして自立できるようにすることがこの勉強会の狙いです」(澤田直樹部長)
参加企業の大半は、個人経営者や創業者から事業を引き継いだ2代目経営者。参加者年齢は25~36歳。現在はハウスメーカーや大型ビル改修業者の下請けを主としている。そのため、「仕事が決まればまとまった資金が入るが、決まらないと全くなくなる」不安定さが問題、と澤田部長は話す。
また、参加企業の大半は一般住宅からの受注を取るための集客、提案などのノウハウがなく、住宅向けの塗料の知識も乏しいという。
そこで、同会によって各社が元請けに関わる総合的な知識を深め、一般住宅からの受注を取り、経営の安定化を図っていきたい考えだ。

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