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元請け比率7割、30代からの受注高まるマツモトルーフ

元請け比率7割、30代からの受注高まる マツモトルーフ

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 雨漏り専門の工事店マツモトルーフ(北海道札幌市)は、4年前から集客を強化し、元請け工事比率を前期3割から今期7割まで拡大させた。同社の新築を含めた年間工事件数は100件程度だが、70~80件が元請けの補修工事だ。

 「元請け化を進めた要因は下請けの低い粗利率にあります。以前は下請け、孫請けとして、利益がほとんど残らない工事も多かったのですが、元請けは利益をしっかり確保できますので、粗利率が劇的に改善しました」(松本幹孝社長)

 元請け化によって、相見積もりによる競合も増えたが、オリジナルの工法で契約に成功。同社は塩ビシートを用いたシート防水という工法で雨漏りの補修工事を行う。シート防水は、サビず、軽く、メンテナンスの必要がないメリットがあり、すが漏りによる雨漏りがないという特徴がある。

 今期は中古住宅を購入してリフォームを行う30代の若い顧客からの受注が増えている。「札幌は建物の間隔が狭く、新築は郊外にしか建ちません。そのため、若い方が都市部で中古住宅を買う流れは今後広がり、屋根リフォームの受注もさらに増えると期待しています」(松本社長)

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