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棟晶、"超高性能"再販住宅を販売

棟晶、"超高性能"再販住宅を販売

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 "超高性能"の再販住宅の販売が始まった。手がけたのは、日本で初めてドイツ基準の高性能住宅リフォームに取り組んだ棟晶(北海道札幌市)。第1号物件は、エアコン2台で夏も冬も快適に過ごせる室内環境が"売り"となっている。

日本初、ドイツ基準の高性能住宅
日本初、ドイツ基準の高性能住宅

 北海道札幌市豊平区に完成した物件は、昭和47年に建てられた住宅で、築年数は42年。約1000万円で取得し、1300万円かけリフォームを行った。

 柱だけ残し、スケルトン状態にしたあと、内壁には105㎜のロックウールを充填し、外壁に100㎜の発泡ウレタン断熱材を貼り付けた。また、天井にロックウールを400㎜、床下に現場発泡木造新ウレタン150㎜を採用した。

 加えて、効率が良い熱交換型の換気システムを取り付けたことで、暖房(エアコン)を含めた、月間の平均光熱費がシミュレーションで2万660円となった。「北海道の戸建て住宅で冬に灯油ストーブを利用した際、月間の灯油代が4万円以上となることも当たり前です。そこと比較すると、大きく光熱費を削減できる住宅となっています」(早坂晶秀社長)

 販売価格は2930万円。今後は中古住宅の仕入れから販売完了まで最大6カ月のペースで年間6~7棟の販売を計画。同事業で2億円の売り上げを見込む。

 同社は、断熱リフォームを得意とするリフォーム会社で、1000万円を超える大型改修を年間20棟手掛ける。建物検査をした上でのリフォームを基本とし、大型改修後は1.0以下のQ値実現を目標とする。

 前期の売り上げは約4億5000万円(リフォーム約3億円)。今期は、再販事業をプラスし、7億5000万円を目指す。

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