塗装リフォーム大手のオンテックス(大阪府大阪市)は、水まわりリフォームを強化する。現在4カ所展開するショールーム「リフォーミー」のうち関東2店舗で、4月から独立採算性を開始。従来の塗装訪問販売部門と切り離し、本格的な反響営業にシフトする。
「リフォーミー」は住設機器や塗装の見本を展示した来店型のショールーム。2012年の11月に八王子に1号店を出店後、大阪府の泉佐野、埼玉県の戸田、兵庫県の神戸と約1年間で4拠点を開設した。現在、内装住宅設備部門は、全体売り上げの2.4%(2013年3月期ベース)と割合が少ないがショールームによる反響営業により部門売り上げを拡充することが狙いだ。 「4月からは3人体制で月1000万円の売り上げを狙います」(加賀仁執行役員経営管理本部部長)
「リフォーミー」は支店機能も持っており、訪問販売部隊の営業も同居する。そうした関係もあり今までは、反響営業部分も、全体の営業売り上げに含めていたが、切り離して採算が取れる体制を構築する。関東での取り組みが成功した後は、関西の2拠点でも独立採算性を導入する方針。
「今後新規出店する際は、すべてこのリフォーミーの形式で出します。候補地としましては、奈良や三重などまだ私どもの拠点がないエリアで考えています」(加賀執行役員)
同社の2014年3月期リフォーム売り上げは、工期の遅れがあり前期の94億円に若干届かない数字で着地見込み。今期は、太陽光の営業強化などにより100億円突破を目指す。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1655号(2025/07/07発行)9面
-
WEB限定記事(2025/07/03更新)
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面