三協立山(富山県高岡市)は、このたび光や風をコントロールし、"エコ"で"快適"な暮らしを実現する新しいコンセプト「ミューテリアライフナビ」を打ち出した。同コンセプトに基づき今後、エクステリアの商品開発をしていく考えで、5月には第1弾の新商品となるガーデンテラス「スマーレ」のサイドクローズタイプを、6月には同デッキON仕様を発売する。
「ミューテリアナビ」は、昔の住宅では当たり前であった生垣による風のコントロールや庭木での日差しの遮り―――といった暮らしにおける工夫の概念を具体化したもの。現代でも、ガーデンルームやフェンスなどの商品をうまく活用することで、自然を活用したエコな暮らしが実現できる。
同社の既存商品も、同概念に当てはまるものは複数存在するが、新商品では自然をコントロールする考えが色濃く反映されている。
「スマーレ」のサイドクローズタイプは、新機能のルーバー引き戸が採用されたガーデンテラス。ルーバーを開閉する際、連結したパネルが同じ面に開く点が特徴だ(上画像参照)。これは風を取り入れやすくするための構造で、施錠したままルーバーを若干開けることも可能。防犯性を保ちながら、通風ができる。
新機能のルーバー引き戸を採用、パネルが同じ面に開く
真夏の晴天時に行った試験では、ルーバーを閉めていた際、スマーレ内部温度は64℃だったのに対し、開けた状態では35℃だった。内部温度に29℃の差が出た。一方、冬は、日差しでガーデンテラス内の温度を高め、それを室内に取り入れる―――といった活用が可能だ。
ガーデンルームを取り付けた時に室内の風の流れがどう変わるかを再現する模型
今後も"エコ"で"快適"な暮らしをつくる商品を投入していく。

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