増える空き家を「貸別荘」にして再利用─。こんなユニークなビジネスを行っているのがSTAYCATION(ステイケイション、東京都渋谷区)。
この事業は空き家をリフォームし、1日1組がレンタルできる貸別荘として利用してもらうというもの。現在、神奈川県鎌倉市にある築30年の戸建て住宅が稼働中。庭、テラス付きの木造2階建てで、床面積は150平米ほど。
空き家を貸別荘として再生
同社では水まわり、畳の張り替えなどのリフォームとハウスクリーニングで再生。
改修費は「キャンプファイヤー」というウェブ上で資金を集めるクラウドファンディングサイトを利用。プロジェクトの考え方に共感した不特定多数のユーザーから50万円を超える資金を調達し、リフォーム費用に充てた。
修繕した住宅は同社が借り上げ、管理し、貸別荘としてレンタルを行う。料金は1日4万5000円から。展示会やパーティーを開いたりなど利用者の活用方法はアイデア次第で様々ある。今後も同様のスキームで空き家を再生していく。
吉村真代社長は「空き家をみんなが使えるように直して、生きた形で保存していきたい」と話す。

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