ハウスクリエイト21(東京都足立区)のファンド物件向けの賃貸リフォーム事業が好調だ。
前期の売上高は11億円を記録。5カ年計画で立てた10億円を1億円上回る好業績を残した。3年後には15億円、10年以内に20億円の売上高を目指す。同社の扱う物件は、基本的に大手不動産事業者のファンド物件。家賃が数十万円から100万単位の高級賃貸が中心だ。原状回復費用が100万円を超えるケースも多く、例えば広さ200平米の賃貸住宅では、受注平均単価が150万~200万円となる。

20周年の大漁旗と小森谷則雄社長
現在同社の扱い物件数は3万1000室。同物件から退室が発生した際、適宜原状回復及び、リノベーションを行う。今後3年間で同物件数は4万3500室まで拡大する目標を掲げており、対応するための人材育成、採用に力を入れている。
「以前は一般的なリフォームも手掛けていましたが、外部要因による売り上げの変動が多い。そこで賃貸リフォーム、しかもファンド物件向けのリフォームにシフトしました。4月の消費増税でも売り上げに影響はありませんでした」(小森谷則雄社長)
現在従業員は45 人。今後は、空室部屋のバリューアップ工事や1棟丸ごと工事にも注力する。
「20億円の時に人員が倍では効率が悪いので、70、80人で達成したい。そのために工事の発注書をすべてメールで送る体制作りなども行っていきます」(小森谷社長)

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