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未来の棟梁を育成、カワムラ「大工養成塾」

未来の棟梁を育成、カワムラ「大工養成塾」

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 カワムラ(北海道旭川市・川村純一社長)が開講する大工養成塾に今期5人が入塾した。これは1997年に開設されたもので、これまで139人が修了している。

今後1年間、大工技術の習得を行っていく
今後1年間、大工技術の習得を行っていく

 同塾は、1年間寮に入り、大工に関わる技術を集中的に学ぶ高等職業訓練校だ。北海道の認定を受けている。カリキュラムは年間72日間の集合訓練と133日間の実務訓練の2種類。集合訓練が大工の基礎としての座学と所内における実技。工具の取り扱い方などを学ぶ。

 実務訓練は、大工の指導の下、実際の工事現場での技術習得だ。修了時には建築技能士の技能補の資格が与えられる。

 入所の1年間は同社の社員として扱われる。学費は無料だ。修了後も引き続き同社の社員大工になり、5年後に自立が可能。大工の棟梁として、同社の下請け工事を受注することもできる。

 「この塾を開講した理由は、安定した大工の確保にあります。現在、修了生のうち約40人が当社の社員および大工として勤務し、事業の中核を担っています」(同社担当)

 今回入塾した5人は、4人が高校の新卒業生、1人が21才の既卒。全員男性だ。同社の今期リフォーム売上高は11億9000万円の見込み。

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