来場者7678名カウンター数23696に
6月23日、24日の2日間にわたって開催された「リフォーム産業フェア2015」(主催:リフォーム産業新聞社)には、全国の住宅会社が7678名来場した(受付での登録者数)。会場となった東京ビッグサイトのカウンターでは前回比33%増の23696。いずれも過去最高の来場者数を更新した。リフォーム産業フェアは、プロを対象とし、住宅設備・建材メーカー、サービス、システム会社が最新の商品を披露するイベントで、今回で18回目となる。出展企業は200社を超え、プロ向けのセミナーは全149講座が開かれた。次回のフェアは7月12日、13日に再び東京ビッグサイトで開催する予定だ。


2日間とも全国からリフォーム会社、工務店、メーカーなど多数の住宅会社が来場した。
今回のイベントでは会場に1000種を超える最新リフォーム用商品が展示された。各ブースでは新たな商材との出会いを求める住宅会社が、出展者の解説を熱心に聞き入る姿が数多く見られた。
今回は「デザイン」「簡易施工」「IT」という3つのトレンドが見られ、それぞれ順に商品をリポートする。
こだわり派を刺激
カントリーベースとヤマダタッケン(いずれも石川県金沢市)は「70年代不動産」というリノベーションブランドが体感できるモデルルームを共同出展した。デザインは古き良き時代のアメリカの平屋をイメージ。PRした商品は部屋に使われた壁塗り材「セナジー」。これはレトロ感のある色調やテイストを持ち、既存住宅の外壁の印象をがらりと変えることができる。山田修司社長は「古くて寒い家の場合は、ベースに発泡断熱材を貼りめぐらせれば、低コストで断熱性の高い塗り壁住宅にリフォームできます」と話す。

レトロ感のある雰囲気が魅力の外壁塗り壁材「セナジー」を使ったリノベーションを提案した(カントリーベース・ヤマダタッケン)
プレイリーホームズ(愛知県名古屋市)は、デザインドア「GP DOOR」「ACE DOOR」を展示。「GP DOOR」は、パイン、ヘムなどの木材を使ったドア。無塗装で納品するため、内装に合わせて自由な色に塗装できるのが特徴。「ACE DOOR」は、アメカジ風の塗装ドア。シート貼りのドアとは違う独特のマット感がある。ルームナンバーなどを刻印できるスタンプもオプションで用意され、カスタマイズしたいこだわり派に人気。「床材や壁とコーディネートできるのが最大のメリット」(住宅建材部・山口祐司氏)

インテリア性の高いドアを提案した(プレイリーホーム)
三共紙店(東京都中央区)は、国内外のデザイナーによるオリジナルデザインの壁紙「hagoti」を展示した。ブースでは、紙・ビニール・布などさまざまな素材にプリントした壁紙をレイアウト。絵本から飛び出したような、柔らかな色柄が来場者の目を引いた。事代堂高敏代表取締役は「壁は住まいの中で一番大きなインテリア。だからこそ、オリジナリティ溢れる演出ができる」と話す。

デザイナーによる壁紙が女性に人気(三共紙店)

デザイン性を重視したリノベーションデザインを提案(ベツダイ)

壁紙メーカーなど4社がコラボして新しい空間を創造

女性向けのDIYアイテムを展示販売(夏水組)

数十種のノブなどのインテリアアイテムを展示(トミオ)

自由度の高いオーダーキッチンを紹介(ミニKBISブース)

古家から集めたヴィンテージ材が話題に(岡崎製材)
――― リフォーム産業フェア2015 リポート(2) へ続く
――― リフォーム産業フェア2015 リポート(3) へ続く
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