サンズ(神奈川県横浜市)のリフォーム売り上げが順調だ。昨年度は賃貸物件の原状回復を中心に年間で約6200件のリフォームを受注し、約7億6000万円を売り上げた。今年度は10億円突破を目指す。
ここ3年間は、年1000件ペースで受注を増やしている。営業マンは年5人ずつ増やし、現在は30人ほどが在籍する。
受注のポイントは、営業マンによる原状回復時の無料御用聞きと対応の早さ。御用聞きの内容は、電球の交換から、フローリングの部分張り替えやダイノックシート貼りのような少し手間がかかるものまで様々。水漏れや空調の修理といった小規模なものには即日対応する。
現調した上での見積もりも基本的に即日提出。場合によっては、即日完工することもある。
同社は2006年3月に設立。当初はほとんどが下請けの原状回復工事だったが、現在ではエンドユーザーからの受注を全体の約2割まで伸ばし、約4000万円のフルリフォームを受注するようになった。
今後は建物の共有部や空室管理、給湯器の緊急対応サービスなどへも事業を展開する。
「リフォームの入門編ともいえる原状回復で実力を蓄え、本格的なリフォームへと事業を展開してきました。今後も新入社員には原状回復を初めに担当させ、基礎を身に着けてもらうつもりです」(渋谷真一社長)

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