パワーハウス 只松幹雄社長
リフォーム各社が消費増税の影響で成長に苦しんだ前期にあって、業績を維持し、なお成長できたのがパワーハウス(福岡県福岡市)だ。只松幹雄社長に前期と今期の取り組みを聞いた。
―― 前期の業績はいかがでしたか。
前期は年商で10億8000万円、伸びで105%でした。
――工事件数で言えば前期が2136件で、160件強受注を伸ばされましたね。
ホームページのリニューアル、チラシ配布枚数の増加など、さまざまな取り組みを行ってきました。それぞれで集客、受注が伸びていますね。
ただ、営業として一つ変えました。営業マンに追加提案を必ず行うようにさせたことです。これは、小工事の依頼について、顧客宅を見たところで、塗装や水まわりなど、改修によって顧客の生活がより良くなる提案を追加で行うというものです。
これまで営業マン個人の判断で行ってきたものを全員に徹底することにしました。これにより50件程度受注が増えた形になります。
――受注率は高いのですか。
10件に1件程度です。しかし、全くの新規客について現調に伺い提案して、受注するよりも効率的には良いんです。
――今期の進捗はいかがですか。
今期はさらに伸ばして12億円超えを見込んでいます。
そのために3月、福津市に新店を出しました。これは既存の福岡市内の三苫店と宗像店の間に位置します。元々このエリアでも受注はあり、2店で対応していたのですが、さらに営業を強化していく計画です。
――どのような店舗ですか。
リフォームがメーンですが、新築のモデルハウスも展示しています。現在、営業マンは3人配置しており、初年度で1億円を目標にしています。

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