T&T(沖縄県沖縄市)では近年、新築、リフォーム問わず二世帯住宅の希望が増えている。新築で年間3~4棟、リフォームで1~2件受注している。
「沖縄は土地が高いにもかかわらず、収入が低いため、同居を選択する家族が多いんです。また、血縁に対する意識も強いので、近年、一度賃貸に住んでいた長男が親元に戻るケースが増えているようです」(比嘉武社長)
今後、施工事例をカタログ化しPRしていく
同社としては2つの理由で二世帯住宅の新築・改修の受注に力を入れている。1つ目は、新規客の取り込み。二世帯の案件は、すべてが新規客からの受注。新しい顧客の開拓のためには重要だ。
2つ目は、客単価の向上。新築も含む同社OBの客単価は約60万円。これが新規客になると340万円になる。二世帯住宅への改修になると、リフォームで3000万円程度の案件になることから、客単価の大きな向上につながる。
同社は、今後2世帯住宅の新築、改修を手掛けた施工事例をカタログ化する予定。
「当社はこれまで35年にわたり、新築、リフォームを手掛けてきました。実績や地元新聞紙へのリフォーム事例の提供などにより、認知度と信頼を高めてきました。今後は、より二世帯住宅への取り組みをPRしていきたい」(比嘉社長)

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