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リアンコーポレーション、「キャッシュフロー経営」導入の効果は?

リアンコーポレーション、「キャッシュフロー経営」導入の効果は?

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 「1カ月で2200万から2300万円ほど入金が早くなりました」。こう話すのは、栃木県宇都宮市に本社を置く新築・リフォーム会社リアンコーポレーション(栃木県宇都宮市)の五嶋伸一社長。同社は、今期からキャッシュフローを意識した経営体制を構築。数カ月で効果が出てきている。具体的な体質改善策の中身をリポートする。

リアンコーポレーション(栃木県宇都宮市) 五嶋伸一社長リアンコーポレーション(栃木県宇都宮市)
五嶋伸一社長

社員の意識改善へ

 「例えば、完工の定義をどうしたかというと、工事の終わりではなく、お金が入ったときを完工にしたのです」(五嶋社長)

 売り上げは上がっているのに、実際お金は手元にない―同社はそうした経営リスクを改善するため、まず社内用語の定義を変更した。リフォームの場合は着工金が支払われた時、不動産仲介であれば仲介手数料が支払われた時に、契約としてカウントされる。契約書を取り交わしたときではない。

 五嶋社長は「社員に意識付けをさせるため」と狙いを話す。完全固定給から、賞与に歩合給を取り入れたのも、意識改善を行うための一手。例えば、支出が6000万円、入金が7000万円あったとすると、余剰金が1000万円。会社の準備金600万円を差し引いた400万円が賞与準備金となる。

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