会社をより発展させるため、若手社員の採用に力を入れるリフォーム会社が増えてきた。その一方で、1、2年ですぐ辞めてしまうなど、定着率の低さに悩む経営者は少なくない。今回は「若手社員の早期離職」を取り上げ、起こりうる問題とその対策を紹介する。
大卒社員の3年以内の離職率
大卒社員の3年以内の離職率は、2012年に卒業した世代で32.3%。1995年卒から30%台で推移してきたが、2009年卒では15年ぶりに30%を割る28.8%となった。カイラボの井上社長は、「不景気から景気が好転すると、新卒時には入社できなかった企業、業界への採用数が増え、転職が増加する傾向がある」としている。
新卒5人中4人が離職
都内のあるリフォーム店では2013年に新卒採用を開始した。当時2店目の出店を計画しており、人材確保と社員の若返りを図る戦略判断だった。
同社は同年新卒5人を採用。しかしその年に4人が退職。さらに翌年には4人を採用したが、3人が退職してしまった。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/07/07更新)
-
1655号(2025/07/07発行)24面
-
1655号(2025/07/07発行)9面
-
WEB限定記事(2025/07/03更新)
-
1654号(2025/06/23発行)25面