「なんでこんなこともできないんだ!辞めてしまえ!」こんな言葉が飛び交う職場は、パワーハラスメントが横行している可能性が非常に高い。パワハラは職場の生産性を下げ、社員の離職、精神疾患、最悪のケースでは労働訴訟にまで発展する。今回はパワハラのリスクや、中小企業でもできる対策を解説する。
都道府県労働局等への相談件数
暴言、深夜残業、暴力...
関西の建築会社に務めるAさん(26歳)は、ある日交通事故で亡くなった。背景にあったのは、社内でのパワハラ。Aさんは入社直後より先輩社員から暴言や深夜までの残業の強制、さらに針の付いた測量用のポールを投げつけられるなどの暴力を受けていた。
その後Aさんは上司から誘われた食事の後、先輩を車で送る際、事故を起こし死亡。Aさんの両親は事故の原因はパワハラにあったとして、会社に損害賠償請求訴訟を起こした。

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