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震災翌日から休みなく応急処置スイコー

震災翌日から休みなく応急処置 スイコー

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外構ブロックが崩壊

外構ブロックが崩壊

 リフォーム会社のスイコー(宮城県仙台市)は震災翌日の2011年3月12日から地元泉区の復旧活動を開始した。翌日には社員全員が出社し、澤口司社長は「お客様の家の現状を確認し被害をこれ以上広がらないように食い止めることが今できること」と話した。

すぐに応急処置チームを3名1班、9名体制で組織し、屋根瓦が落下している建物には雨漏りを防ぐブルーシートをかけるなど対応を行っている。14日の朝には電話回線が復旧。OBを中心に「自宅を直して欲しい」と電話回線が鳴り止まない状況だったという。同日の朝には山形の同業者からブルーシートが届けられたり、九州のリフォーム会社ネットワークから義援金などが手配されるなど周りの支援も厚く勇気付けられたという。

「多くのOBさんから『困っている』と連絡がありました。地域に根付いて頼られる存在になることが大切だとこの震災を通じて思いました」。

ライフラインが回復し状況が落ち着き次第、OBへの電話などサポートを拡大していく。ただ、現在のところ、物流機能が停止し十分な建材が入ってこない、ガソリンが十分に確保できていないといった点が応急対応止まりで、本格的な改修に至れないのがジレンマだという。

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